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株式会社資生堂

更新日:2024.01.18

化粧品容器を再生するプロジェクト「BeauRing」

株式会社資生堂

BeauRingビューリング」とは、使い終わったプラスチック製の化粧品容器を収集し、再生資源としてリサイクル処理を行い、新たな化粧品容器を再生するプロジェクトです。将来的には収集から再生までの一連のスキームのプラットフォーム化を目指しています。BeauRingは、BeautyとRingを掛け合わせた造語で、使用済みの化粧品容器を不要なものとして廃棄するのではなく、新たなモノに生まれ変わるための資源として循環させるために、一人一人の美しい行動を輪として繋いでいくといった意味が込められています。

BeauRingは、2020年に発信された資生堂5Rs(※)実現のための取り組みとしてスタートしました。環境負荷低減のため、プラスチック廃棄量を減らすレフィル、既存のリサイクルに出しやすいモノマテリアル化など様々な取り組みはすでに行われていました。
それでも化粧品ならではのデザイン性・使用性・品質を保持するために、複合素材で作らざるを得ない容器があり、これらは分別が難しくリサイクルに出せないという課題が残っていました。

また、最後まで使いきれなかった製品は中味が入っているので捨てられない、洗いにくい商品はリサイクルに出しづらいという生活者からの声もありました。これらの容器すらも諦めずリサイクルしたい。中味を洗わず、分別もせず、リサイクルする方法は無いか。そう思ったのがプロジェクト開始のきっかけでした。

BeauRingの取り組みをはじめると、生活者からの『このような取り組みを待っていた』という声を聞き、「社員自身が感じていた、お気に入りの化粧品容器を捨てる際の罪悪感や、どのように分別したらいいかわからないという迷い、について、お客さまも同様に感じていたのだと実感することができました」、と担当者は話します。
また、ポーラ・オルビスホールディングスも、この取り組みに参画をしたことで「ビジネスとしては競合でも、サステナビリティの取り組みは手を取って進めるべき」というメッセージを届けることもできました。

株式会社資生堂

さらに、担当者は「資生堂の研究所所在地でもある横浜市の企業や団体とのイベントに参加することで、他の活動を知ったり、技術や取り組みの情報を交換したりできたのもよかった点です。今後は他の企業や団体の皆さまとは活動でも連携していきたいと思っています。」と話します。

今後について担当者は、「BeauRingをさらに拡大するために、これからも様々なことにチャレンジしていきたいと思います。横浜市でのお客さまとのコミュニケーションも活発にしていきたいですし、横浜市で活動している企業や団体の方とも連携し情報交換をして、BeauRingの輪も広げるだけでなく、知識を吸収してBeauRing自体を進化させていきたいです。横浜市に研究開発施設があるグローバル企業として、この取り組みを横浜から日本に、そして世界に広げていきたいです!」と話します。

「BeauRingをお客さまの意識を変えるような取り組みにしていきたいです。『使用済みの化粧品容器はゴミではなく資源である』というマインドチェンジはもちろん、これをきっかけに他の分別にも気を使うようになったり、環境に配慮された製品を選ぶようになったり…。そのためにも、ただ容器を収集するプロジェクトではなく、お客さまとの接点を大事にしながら、さらに拡大をしていきたいです。」と担当者は締めくくりました。

※資生堂5Rs:サーキュラーエコノミーの考えに賛同した、容器包装に関するポリシー 「Respect(リスペクト)・Reduce(リデュース)・Reuse(リユース)・Recycle(リサイクル)・Replace(リプレース)」
サステナブルな製品の開発

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