YOKOHAMA RePLASTIC“プラスチック対策の取り組み”

YOKOHAMA FOOD LOVE“食品ロス削減の取り組み”

企業・団体の皆様の
プラスチック対策の取り組みをお寄せください

株式会社ライプロンコーポレーション

更新日:2023.10.27

再生材100%のごみ袋「エコビニ袋」

株式会社ライプロンコーポレーション

国内で捨てられるはずだった廃棄プラスチックをあつめて、再生樹脂原料へ。その原料を100%使用し、ごみ袋として生まれ変わったのがエコビニ袋です。エコビニ袋は、主に製造工場や倉庫、運送会社などで使用される梱包資材ストレッチフィルムの廃棄プラスチックを使用しており、CO2排出量の削減やサーキュラーエコノミーを目指したSDGsに配慮した商品です。

エコビニ袋の取組を始めたのは、2017年に起こった中国の廃プラスチックの輸入規制がきっかけでした。それまでライプロンコーポレーションは廃プラスチックリサイクラーとして中国や東南アジアを中心に工場を設立し、再生原料や再生原料を使用したリサイクル製品を製造していました。

ところが輸入規制がはじまったことにより、再生原料の基となる廃プラスチックを各国へ輸出する事が出来なくなってしまい、事業から撤退せざる負えなくなりました。そんな状況下でも廃プラスチックはどんどん集まってくる、そんな廃プラスチックを「なんとか国内で処理しないと」と考えた中で生まれた商品がエコビニ袋です。

日本国内で出た廃棄プラスチックは国内で処理することを目標に掲げて、国内に機械設備を導入し、あつめた廃プラスチックを国内で再生原料化。その原料を100%使用し、国内でごみ袋を製造することで誕生したのがエコビニ袋です。

株式会社ライプロンコーポレーション

「昨今のSDGsや海洋プラスチックなどが問題視されている中で、脱炭素経営という目標を掲げて環境への取組を行っている企業様が多くなっており、弊社の商品に興味・共感を持って頂ける事が非常に嬉しいです。」と取締役の安井瑠作やすいりゅうさくさんは語ります。

また安井さんは、「国内で製造することによって世界情勢に影響を受けなくなったことと、今までリサイクル製品はコスト高と言われてきましたが、世界的なインフレや原油価格の高騰により、国内製造でもコスト面で勝負が出来るような状況になった事が追い風になっています。」と話します。

「現在弊社にあつまってくる廃プラスチックが月間200t前後あり、エコビニ袋に使用しているのがその内100t前後になります。まずは残りの100tを製品化することが目標です。また弊社と同じ志を持った取組みをしている事業者様と繋がることで、また新たなマテリアルリサイクルが出来たら。」と安井さんは最後に締めくくりました。

先頭に戻る