緑川化成工業株式会社
更新日:2023.08.14
唯一エコマークを取得した循環型再生アクリル板「リアライト®」
リアライト®は唯一エコマークを取得した、国内生産の循環型再生アクリル板です。(類型名:プラスチック製品Version2.3認定番号:06 118 074)再生原料の含有率が80%なのでグリーン購入法(「国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律」:持続可能な発展による循環型社会の形成を目指し、供給面だけでなく、国等が自ら率先して環境物品等を優先的購入することで需要面からも環境物品等の市場を促進することを目的に、2000年5月に制定された)に適合し、エコマーク認定も受けています。また、再生素材であっても、一般アクリルと同等の物性をもつため、あらゆるアクリル部材の用途に使用できる、とのことです。
緑川化成工業ではコロナ対策で設置し、後に不要になったアクリル製の飛沫防止パーテーションの回収を行い、工場で分別、洗浄、粉砕、再資源化し、リサイクルアクリル板である「リアライト®」を製造する循環型リサイクル事業を行っています。コロナウイルスが流行した2020年以降、同社では10万枚以上の飛沫防止パーテーション及びアクリル材料を販売してきましたが、2023年5月にコロナが5類に移行する事が決まり、大量の飛沫防止パーテーションが産業廃棄物として廃棄されてしまうのではないか?と懸念をもったとのことです。
同社営業第四部の
若林さんはさらに、「プラスチックに関しては、「脱プラ」という流れがあることや、海洋プラスチック廃棄問題等悪者のイメージもありますが、この事業を通してプラスチックもリサイクルできるという認識を持ってもらい、上手に活用すれば人々の暮らしに役立つ事を知っていただきたいです。また、アクリル以外のプラスチック素材も分別する事でリサイクル可能になると考えられるので、この事業をアクリル以外にも広げていきたいです。」と話します。
(緑川化成工業が目指していること)
“限られた資源を有効に活用し、地球環境に貢献するーー。”
日本は小資源国のため、海外から購入した多くの「輸入資源」を用いて素材や製品を製造・販売しています。その素材や製品は、役目を終えると廃棄され焼却されてしまいますが、その前に回収して新たな「純国産資源」として再生する。緑川化成グループは、こうした考えのもと循環型リサイクルを推進し、再生された「純国産資源」を用いて様々なアイテムを生み出し、サステナブルな社会貢献を目指しているのです。