NPO法人海さくら
更新日:2023.02.28
モットーは「日本一楽しいゴミ拾い」江の島の海を中心に活動
今回は、YOKOHAMA RePLASTICフォーラムに参加した「NPO法人海さくら」の取り組みをご紹介します。
「NPO法人海さくら」は、2005年に活動をスタートさせました。モットーは「日本一楽しいゴミ拾い」。環境活動にイノベーションを起こし、枠にとらわれない清掃活動を目指しています。
最初は代表を務める古澤純一郎さんが1人で行っていた活動でしたが、今では、毎月のゴミ拾い活動には約500人集まるようになりました。さらに海の日には「ブルーサンタゴミ拾い」と銘打ち、江の島では約2,000人、全国では約1万人の仲間とゴミ拾い活動を行っています。
「私たちの団体だけでは海はキレイになりません。横との繋がりを持ち、隣の市町村や団体・民間企業との連携し、点を波動にして湘南から全国へとビーチクリーンの輪が広がっていくよう進めていきたいです」。
かつて江の島の海にはタツノオトシゴが生息していました。「タツノオトシゴが戻ってくるキレイな海にしたい」。海さくらでは「海創造プロジェクト」を進めています。「海底の森」をつくるため、アマモの移植を行うことで「海の浄化」と「海のゆりかご」をつくろうとしています。ただ自然が相手ということもあり、難しいことも多いといいます。「海底のヘドロを除去し土壌を改善する必要があるため、そのような研究を行っている企業や大学等あれば連携したいですね」。
海のゴミの8割は街からやってきます。古澤さんは今後の取り組みについて、「街でのごみ拾いとしてスポーツチームとのごみ拾い(LTO)など実施していますが、まだまだ足りないと思うので、街へのアプローチをもっと進めていきたい」と話します。