ココラボ
更新日:2023.01.30
紙製クリアファイル「脱プラ・SDGsに貢献する紙のファイル」
今回は、「紙製クリアファイル」に取り組んでいる株式会社ココラボの江森さんにお話を伺いました。
ココラボは、仕事中に使うプラスチック製品としては最も使用頻度が高いと思われるクリアファイルに着目し、これを紙製に置き換えることで、どんな企業でも脱プラの取り組みをはじめられるように紙製クリアファイルを開発しました。
江森さんによると、ファイルに耐久性をもたせるため、紙質や製造工程などをゼロから検討して、ファイルとしての役目を果たせる強度やしなやかさを持たせた、とのことです。また、中身の書類を確認できるようにしたいという要望に応えるため、トレーシングペーパーで作成した半透明のタイプや、プラスチックよりも原材料費で高くなりがちな紙製でも導入しやすいように、低コストを実現したエコノミータイプなど、用途に合わせて選べる4種類のラインナップとするなどの工夫をしていて、希望する方には無料のサンプルも配布しています。(https://cocollabo.jp/paper-file.html)
SDGsという言葉が生まれる前から、長年CSRの枠組みで環境への取り組みにも力を入れてきたココラボは、顧客からの「より手軽に取り組めるものがないだろうか」という要望に応えるため、印刷事業で培ったバックボーンを活かし、手軽にサステナビリティへの取り組みを始めることができるプロダクトとして、紙製クリアファイルの展開を始めました。
紙製クリアファイルを導入した顧客から、営業先などへ紙製クリアファイルを配布すると、感心されたり驚かれるという話を聞くことも多く、紙製クリアファイルをきっかけとして話が弾んだりすることもあるとのことです。また、サステナビリティへの取り組み全体を説明する際に、紙製クリアファイルを具体的な例として説明することで、会社の取り組み全体の理解の促進にも役立つ、という話もでるとのことです。
このように、紙製クリアファイルがコミュニケーションのきっかけになることや、脱プラスチックやサステナビリティの取り組みが社会に認知されるきっかけになることはとてもうれしい、と江森さんは語ります。
江森さんは、紙製クリアファイルのような脱プラスチックや環境への配慮という文脈でより多くの方に使っていただける製品展開は引き続き行っていきたいし、一人でも多くの人に問題の実態を知ってもらい興味を持ってもらうことが重要だと思う、そのきっかけとして、様々なジャンルで入り口を用意することができれば、それだけ浸透するチャンスも増えると思う、と語ります。
江森さんは最後に、環境問題に対してより大きな責任を担っている存在である企業に対し、サステナビリティに向けた取り組み支援の事業も広げていきたい、少しでも持続可能な社会が実現されるように取り組んでいきたい、と熱く語りました。
- 株式会社ココラボ
【住所】横浜市神奈川区大口仲町108